訪問歯科として開業するメリット

訪問歯科として開業するメリット

訪問歯科として開業するメリット 訪問歯科として開業することには、良い面もありますがマイナス面も当然出てきますので、両方を把握したうえで決断をすることです。
これからの超高齢化社会に対応ができるのが訪問歯科であり、ニーズに応えることのできるシステムでもあります。メリットは患者側からしても、自宅まで来てくれる歯科医院ですから、生涯を通してお口の中を診察してもらえる安心感がありますし、患者からの信頼を得やすいです。これまでとは異なる新たな収益の分野ですので、依頼が増えて訪問件数が多くなるほど、歯科医院としての安定化もそれだけ見込めることになります。地域の医科診療所などとのつながりが、訪問での歯科治療で強化されるのも利点です。
デメリットは訪問のスタイルなので、準備と治療後の後片付けに書類作成に往復をする時間等、歯科医とスタッフの負担は大きくなります。ポータブルユニットや訪問診察車といった、様々な用具を必要とするため、設備等の調達資金が必要です。

訪問歯科を開業するに当たってのデメリットとは

便利な訪問歯科でも義歯を作ることができるんです 訪問歯科を開業するに当たってのデメリットとはどんなものがあるでしょうか。
「診療車や専用の医療機器の購入が必要」・・・訪問歯科の治療には専用の医療機器が必要です。例えば可搬式歯科用ユニットやポータブルX線システム、吸引器、パルスオキシメータ、血圧計などです。またそれらを運搬して移動する診療車も新たに導入しなければなりません。
「医師とスタッフの負担が増える」・・・まず患者さんの御自宅までの往復という体力的負担に加え、訪問で治療を行うには準備や片付けなどの手間が多くかかります。その為通常の歯科診療よりも医師やスタッフの負担が増大します。
「スタッフの確保や人事労務管理が複雑になる」・・・訪問診療を担当する医師や衛生士の確保に加え、院内診療スタッフも含めた人事労務管理が複雑になったり、問題が生じやすくなることもあります。巡回チームの編成やローテーションなど院内診療よりも複雑な人員体制を構築する必要が生じます。